設備工事installation work

リネン工場に関わる環境改善

ベンチュリ―型スチームトラップ

トラブルフリー(可動部無し)、省エネトラップ

一般的にスチームトラップというと、シュー、カラカラ、カチーンという イメージですが、ベンチュリ―型トラップには可動部が無い為、ほぼ無音です。 なぜ、可動部の無いトラップが動作し、省エネと言えるのでしょうか。 外から見ると、Y型ストレーナー。開けてみると取り外し可能なノズルが。

流体(水、気体)は、元々粘性を有しており、その粘性を有した流体が円管の中を通過する時に大きく作用するのが動粘度といわれるもので、水も気体も温度に左右されます。
動粘度が大きくなる程、円管の中を通りにくくなる事となり、図に示すように100℃の飽和蒸気では、21.7×10-6、水は0.297×10-6で、飽和蒸気の方が水の約70倍も動粘度が大きく、言い換えれば蒸気のほうが水に比べ、73倍も通りにくくなることを表しています。

上記は円管の内を蒸気と水が別々に通過する時に検証されているもので、トラップのベンチュリーノズル(微細な円管)に入ってくる状態は水と蒸気が混在しており、水がベンチュリーノズルに達すると、蒸気は水に邪魔をされていよいよベンチュリーノズル内の通過は困難となります。

稼働中の状態を診断して、ノズル交換により最適な状態に調整可能
ノズル交換作業は10分ほどで完了、稼働中の設備に影響少
実際の凝集水量に合わせて調整できるので、蒸気の漏洩量を最小限に

トラップの詰まりは、配管の表面温度を測ることで簡単に発見
錆等の詰まりはストレーナの清掃やノズル交換で簡単に改善

設置例

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